学生時代の終わりに彼女と行った山中湖にある「ペンションモーツァルト」
他にはない一生忘れられないような宿でした。ペンションのオーナーも本当に素敵だった・・・
その体感した魅力と記憶に残っていることを書きたいと思います。
山中湖のペンション モーツァルトとは?
ペンションモーツァルトとは「モーツァルトに人生を救われた」というオーナーが、山中湖に建てたペンションです。
オーナーの西岡さんが、ウェブサイトにペンションモーツァルトについて説明しています。
4000坪に余る美しい庭園のような森につつまれた緑の館。
ペンション・モーツァルトは山中湖畔、平野の森の中にあります。
リヴィングや客室の窓からは、森の緑が一面に見え、食堂の大きな一枚窓の真っ正面、神秘的な赤富士や、黄金 に輝く夕富士に心奪われることでしょう。
夜は静寂の中に生まれて始めてみるような満天の銀河、朝は小鳥の歌 声で目覚めます。「なんとナチュラルな一日!」きっとそう思っていただけます。
春の生き生きとした若葉のながめ、夏のさわやかな朝の木漏れ日、初秋の紅葉、冬の銀世界をお楽しみくださ い。 数々の詩人たちが、このたぐいまれなる自然に詩をささげています出典: ペンション・モーツァルト
ほら、どうですか?こんな感性が豊かで素敵なオーナーが営んでいる宿なんて他にありません。
まさに、魅力的なオーナーによる、世界観が変わる<体験型>ペンションです。
モーツァルト ペンションのこだわりと魅力
生来の 芸術家気質のオーナーが、こだわりにこだわり抜いたペンションモーツァルト。
ベルギーから取り寄せた望遠鏡、コンテナを取り寄せることになった1万冊の書籍。
万華鏡のコレクションや 素晴らしいオーディオ製品など・・・
あらゆる小物やアンティークにまで物語があり、全てを覚えて帰ることはできません。再び訪れたくなるその魅力。
また、料理も非常においしい。地元で取れる新鮮な食物をフレンチを基本として 作っていただけます。
そして、お風呂は富士山の地下水をくみ上げた水を使用しています。 温泉よりもお肌がツルツルになりました。
とにかく、ここに宿泊している時は夢のようでした。また、夢をみに遊びに行きたいです。
ペンション モーツァルトのオーナー西岡さん
宿としても素晴らしいペンション モーツァルトですが、オーナーの話がとてもユニークでおもしろいです。
わたしは、佐治晴夫さんの『星へのプレリュード』を紹介してもらいました。
『星へのプレリュード』はまさにペンション モーツァルトの世界観にぴったりです。
元カノが オーナーさんに「今まで、どんな職業をされていたんですか?」と聞くと
「実は、恥ずかしいんだけど正社員になったことはありません」と言っていました。さすがです。
「若いころは写真を撮りに世界を周っていて、家に帰ってくることは年に数回しかありませんでした」
「二人の娘たちもそれが当たり前だと思っていて、『パパ、また帰ってきてね〜』と言われてました」
また、文明の影響が少なかった島に行き、自然とともに暮らす人々と生活していたそうです。
「彼らは、自然のことについて、感覚的にたくさんのことを知っていました。文明側はその代わり知識がたくさんある。先住民族も文明も、総じて等しい生活レベルにあるのだと思いましたよ」
と、貴重な経験についても語っていただけました。前の記憶なので、細かいことまでは思い出せませんが・・・
そして、他にも印象的だったのは「この熱帯魚を培養すると、一匹50万円くらいでヤフオクで売れます」
と言っていました。もう、何もかも超おもしろいですよね。
「ペンション モーツァルト」まだの方は、泊まりに行ってみてください。心が豊かになります。
世界観が変わる <体験型>民宿の可能性
一泊させてもらっただけなのに、語りつくせない魅力が「ペンション モーツァルト」にはありました。
今までは、なんとなくきれいな景色を見て、おいしいご飯を食べるのが旅行だった。
でも、ペンション モーツァルトに宿泊すると「こんな体験が旅行で得られるなんて」と感じます。
一緒に星を観たり、キノコ狩りをするといった<体験型>の民宿は斬新です。それもこれも、オーナーの価値観次第ですものね。
景色や料理、快適さだけでなく、体験としての価値を提供できる宿が増えていって欲しいですね。
「ペンション モーツァルト」もいつまで営業されるかわかりません。
まだ、行かれたことのない人も、リピーターの人も、山中湖まで素敵なオーナーのお話を聞きに行きませんか?
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